久しぶりに1週間の休みが取れたので、例によって弾丸旅行を計画しました。
行きたい場所は山ほどあるのですが、今回は「初めて訪れる国であること」と「旅のどこかで鉄道に乗ること」という2つの条件を軸に、行き先をアフリカに決定。
これまでアフリカで訪れたのは、モロッコとモーリシャスの2か国だけ。
つまり、それ以外の多くの国はすべて“初渡航”ということになります。
アフリカの鉄道といえば、まず思い浮かぶのは南アフリカのブルートレイン、タンザン鉄道、モーリタニアのアイアントレイン(Iron Train)あたりでしょうか。
ただし、ブルートレインはあまりにも高額。
タンザン鉄道やアイアントレインも非常に魅力的ですが、どちらも時間が読めず、弾丸旅行にはやや厳しいということで今回は見送りました。
手軽に乗れそうな鉄道としては、エジプト、チュニジア、アルジェリア、モロッコといった北アフリカ諸国が挙げられます。ただ、これらはヨーロッパ旅行の延長でも楽しめそうなエリアなので、今回は除外。
中〜長距離鉄道が運行されている国を探すと、カメルーン、ガボン、コンゴ、エチオピア、ケニア、タンザニアなどが候補に挙がってきます。
ただし、コロナ禍以降に運休したまま復活していない路線も多く、現在でも鉄道に関する情報はかなり限られています。
現地の駅に行って聞けば何とかなる……とも思いますが、今回は時間が限られているため、事前にある程度の情報が取れて、難易度が低そうな鉄道に乗る方針にしました。
コンゴの鉄道は非常に魅力的だったのですが、情報があまりなく断念。
一方、エチオピア・ケニア・タンザニアには中国の援助によって新しい鉄道が整備されていて、ケニアやタンザニアは日本からでもウェブ予約が可能な様子。ただ、中国製の最新車両に乗ってもあまり面白くなさそうなので、こちらも候補から外すことにしました。
残るはカメルーンかガボン。この2か国は意外にも公式サイトで鉄道情報をチェックできます。
中でもカメルーンのCamrailは時刻表はもちろん、座席の種類や配置まで確認でき、かなりの情報が得られます。日本からでも予約できそうな雰囲気はあるのですが、2025年4月時点ではクレジットカード決済に対応しておらず、現地の電子マネー「Orange Money」が必要なようです。それでも、前日や当日でも空席があるようなので、なんとかなりそうです。
ということで、鉄道旅の前半はカメルーンに決定しました。
前半はフランス語圏のアフリカへの旅行なので(厳密にはカメルーンはフランス語圏と英語圏が混在します)、せっかくなので、旅の後半は南部アフリカへ移動し、別の雰囲気を味わうことにしました。
短期間で効率よく動けそうな場所として、ジンバブエ、ザンビア、ボツワナを選び、ビクトリアフォールズの観光と、お手軽サファリへの参加も盛り込んでみました。